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経歴を教えてください
私はもともと4〜5年にわたり、飲食店で接客業に携わっていました。接客を選んだ理由は、引っ込み思案だった自分を変えたいという想いから。最初は人と話すこと自体に抵抗があり、笑顔で接することや、さまざまなお客様への対応に苦手意識を持っていました。
しかし、日々接客を重ねるうちに、会話に対する恐怖心が徐々に薄れていきました。次第に自信が芽生え、「どうしたらお客様にもう一品提案できるか?」を考えながら、単価向上を意識した積極的なコミュニケーションも取れるようになりました。
その後、さらに高いレベルの接客を求め、販売職にも挑戦。中でも大きな転機となったのは、宝飾品の販売業務です。高価なアクセサリーを扱うため、言葉遣いや所作、会話の質が求められ、販売以上に“信頼を売る”ことが大切でした。これまでの自分なりの敬語や表現では通用せず、改めて敬語・尊敬語・謙譲語の使い分けを学び直す中で、コミュニケーション力の幅が大きく広がりました。
一方で、「お客様が本当に話したいこと」を引き出す力には、昔から自信がありました。飲食店時代に培った観察力と空気を読む力が活かされ、販売中の会話が盛り上がることもしばしば。「話していると時間を忘れてしまう」と言ってくださるお客様の声が、大きな励みになっていました。
宝飾品販売の中で、人の感情や人生に深く関わる営業職に魅力を感じ始め、人材紹介というフィールドに強く惹かれるようになりました。加えて、当時介護していた祖父のデイサービス利用が決まり、生活が安定。環境が整ったタイミングで、営業職に本格的にチャレンジしようと決意し、TSACEへの入社に至りました。
TSACEへ決めた理由
祖父の介護を通じて、介護職の過酷さや医療福祉業界で働く方々の尊さを肌で実感し、「こうしたエッセンシャルワーカーの支援に関わる仕事がしたい」と強く思うようになりました。転職先を探す中で偶然、10年来の友人から「人材紹介をやっているんだけど、一緒にやってみないか」と声をかけられたのです。
話を聞きに訪ねてみると、その友人がなんと仙台事業所の所長を務めており、とても驚いたのを覚えています。長年の付き合いからその人柄には絶対の信頼がありましたし、実際に訪問した際のオフィスの雰囲気も非常にあたたかく、直感的に「ここで働きたい」と思えました。
決め手はそれだけではありません。会社の成長性や代表・竹之下の経歴にも強く惹かれました。バイタリティにあふれ、論理的な戦略を持ち合わせたリーダーのもとでなら、営業未経験の自分でも高みを目指して挑戦できる——そんな安心感とワクワク感がありました。設立初年度で7億円以上を売り上げたという実績も、入社の後押しとなりました。
営業未経験で入社してどうでしたか?
私が入社したタイミングは、仙台事業所の立ち上げフェーズ。全てがゼロからのスタートで、日々がまさに“変化の連続”でした。ですが、自分自身負けず嫌いな性格もあり、「絶対に他拠点に負けないぞ!」という意気込みで前向きに取り組んでいました。
仙台には元トップ営業マンの経験者も多く在籍しており、未経験者に対しての教育体制も非常に整っていました。一人ではなく、チームで育てるという文化の中で、日々“学び”があることに感謝しています。
仕事とプライベートのバランスも良く、休日には事業所全体でBBQやお花見などのイベントがあり、部署の垣根を越えたつながりがあることも魅力の一つ。業務上の連携も自然とスムーズになり、案件共有や情報交換がスピーディーにできることで、提案から成約までの流れも非常に効率的に行えています。
主な業務は保育士の方々の転職支援。ヒアリングから就業先のご提案、面接対策、内定後のフォローまで一貫して担当します。人生に関わる重要な選択をサポートする立場だからこそ、信頼構築には時間も労力も必要ですが、「ありがとう」の一言が何よりの報酬です。
保育士さんの転職で大切なことは?
私が大切にしているのは、大きく3つのポイントです。
1つ目は「長期的なフォロー」。
保育士の方々は年度末に転職することが多く、内定から入職までに数ヶ月の期間が空くことも珍しくありません。その間に不安が生じないよう、こまめな連絡で心のケアを行っています。入職後も継続的にフォローを行い、満足度を高めることを心がけています。
2つ目は「本質を見極め、寄り添うこと」。
宝飾販売時代に培った共感力と、話を引き出すスキルを活かし、「本当に求めているものは何か?」を丁寧に掘り下げていきます。本人も気づいていないニーズを言語化することで、単なる条件マッチではなく、納得感のある提案が可能になります。
3つ目は「ベストな選択に導くこと」。
保育方針や理念が異なる保育園が数多くある中で、保育士さん自身も本当にやりたいことが明確になっていないケースが多くあります。ただ給与や待遇だけでなく、「この園で働きたい」と心から思える選択をサポートするために、情報を整理し、納得のいく意思決定へと導いていくことが重要だと考えています。
TSACEで活躍できる方の特徴は?
私自身が未経験入社という立場なので恐縮ではありますが、成果を出している方には共通する2つの特徴があると感じています。
1つ目は「とにかく行動できる人」。
営業は、頭で考えるよりもまず動くことが大切。知識がなくても、やってみる中で学ぶことが多く、アウトプットを重ねることで初めて“営業らしさ”が身についていきます。特別な才能が必要な仕事ではないからこそ、努力と継続が成果に直結すると実感しています。
2つ目は「学び続ける意欲がある人」。
TSACEには、全国のトッププレイヤーが集まり、オンラインや対面で勉強会を開催しています。そうした場に積極的に参加し、学んだことを日々の営業に反映できる人は、成果が安定している印象です。営業を言語化し、改善を繰り返す姿勢が、結果につながっていると感じます。
私も、無形商材を扱う営業は初めてでしたが、悔しさや失敗を糧にすべての学びの場に食らいついてきました。宝飾販売で得た「価値を伝える力」を応用し、今では保育士さんの人生や想いをしっかりと法人に届けられるよう心がけています。
仙台所長ってどんな人?
一言で言えば、とにかく明るくてポジティブな方です!どんな時でも前向きな言葉を発信してくださるので、事業所全体にプラスの空気が循環しています。
ただの“明るいキャラ”ではなく、物事の本質を捉えたうえでのポジティブな提言をしてくださるため、話していて非常に納得感がありますし、学びも多いです。
さらに、未経験者への教育も丁寧。日々の業務の中で細やかにサポートいただくだけでなく、月に数回の研修会を実施してくださるなど、育成に対する想いを感じます。適度な緊張感と安心感が共存している、まさに“理想の上司”だと感じています。
竹之下とのかかわりはある?
私のような一社員にまで、常に細やかな気配りをしてくださる方です。
全社会議で東京に集まった際、わざわざ私を探して誕生日を祝ってくださった時は、正直驚きと感動でいっぱいでした。覚えてくださっていたことにも驚きましたし、わざわざ声をかけてくださる行動力に、温かさと本気度を感じました。
初めて売上を出したときや、初めて面接同席を経験したときにも、必ずメッセージをくださる。全国に多くの社員がいる中で、ここまで一人ひとりに目を配ってくださる代表は、なかなかいないと思います。
社員旅行でお会いした際には、何気ない会話の中で私が気になっていた商品を覚えていてくださり、後日プレゼントまでしていただいたこともありました。常に人に寄り添い、社員の背中を押してくれる、そんな存在です。