1位を取りに行くタイプでない?挑戦しない事の怖さを知った!

学生時代は何をやってましたか?

「自分にできることは何か」。
中学から大学まで、何かを極めるというより、その時々の環境の中で“自分なりのベスト”を模索しながら生きてきたと思います。

中学では男子バレー部に所属していました。
地域に男子のバレー部が一つしかない環境で、選択肢があるようでない部活選びでしたが、当時の私はその部活に疑問も持たず真っ直ぐに取り組んでいました。
しかし中学2年の頃から事故とケガが重なり、複数回の手術と入退院を繰り返すことに。
結果的に、持病として後遺症も残り、激しい運動ができなくなってしまいました。

正直、挫折感がなかったと言えばウソになります。
でも、“プレーヤー”であることを諦めたからこそ、今度は“サポーター”として何ができるかを考えるようになりました。
部活に顔を出し、マネジメントのような立場で仲間を支えたり、練習の記録を取ったり。
自分ができることは小さかったかもしれませんが、当時の私にとっては「誰かの役に立てること」が支えでした。
並行して、勉学にも力を入れていました。
というのも、我が家には「勉強時間のノルマを達成しないと外出禁止」というルールがあったので、自然と机に向かう時間が多くなりました(笑)。
中2から塾に通い始め猛勉強の末、第一志望に合格することができました。

高校は、いわゆる「クリエイティブ系」に強い学校で、アカデミックというより自由な校風の中で学びました。
部活は特に決めず趣味に没頭したり、友人と軽音サークルのようなことをやったり、興味の向くままに過ごしていました。
「これが一番!」という熱量を持って何かをしていたというよりは、「あれも面白そう」「これもやってみたい」という好奇心の連続だった気がします。
一方で評定は常に意識していて、学年上位の成績をキープしていました。
ただ、今振り返ると「何かを極める怖さから逃げていた」とも思います。

印象的だったのは、コロナ禍での自粛生活中に出会った“料理”という趣味です。
世界各国のレシピを調べては日本にない食材を代替食材で再現し、トムヤムクンやアクアパッツァ、ガパオライスなどを毎日のように試作していました。
料理って、実はとても論理的なんです。味のバランス、加熱時間、素材の代替性。
そこに面白さを感じると同時に、“料理”という手段を通じて「思考力」と「応用力」が鍛えられたように思います。

大学は指定校推薦で進学しました。
実は当時、成績的にはもっと上を狙えるポジションにいましたが、挑戦することが怖くて、指定校での大学進学を選んでしまいました。
この「保守的な選択」は、今でもちょっとした後悔として残っています。
ただ、それも今となっては「挑戦しない怖さ」を知る貴重な経験になりました。

大学では、2年生からワンダーフォーゲル部に所属しました。
これは山岳部や登山部とは少し違い、「景色を楽しみ、人と出会い、自然の中で生きる力を学ぶ」ことに重点を置いた部活です。
ガチ勢とエンジョイ勢の間くらいの絶妙なスタンスで、まさに私にぴったりの場所でした。
印象的な登山は二つ。
一つは男体山。森林限界の風景や、天候の急変、標高による温度変化など、“自然の力強さ”を肌で感じる経験でした。
もう一つは棒ノ折山。岩場を登り、鎖を握りしめながら登頂を目指すスリリングなルートです。
しかし、下山でまさかのトラブル。天候が急変し、GPSも効かず、食料も底を尽きかけ、仲間とともに遭難しかけたのです。
無事に下山できた今でこそ笑って話せますが、あの時の“本当の危機感”と、“誰かと支え合う強さ”は一生忘れないと思います。

こうして振り返ってみると、私の学生時代は「一貫した何か」に打ち込んでいたわけではありません。
ただ、その時々の環境や制限の中で、自分なりのやり方で“可能性を試すこと”に懸命でした。
たぶん私は、競争で1位を取りにいくタイプではありません。でも、「昨日の自分を超える」には誰よりも本気で向き合ってきたと、胸を張って言えます。
そしてこれからも、そんな自分を少しずつアップデートし続けていきたいと思っています。

 

就職活動について教えてください。

就活を始めた当初、実は明確な軸はありませんでした。
「何がしたいか」「自分はどんな人間か」「向いている仕事は何か」──これらの問いに、はっきりと答えられる自信がなかったからです。

ただ一つだけ確信していたのは、「仕事を通じて誰かの力になれる人間でありたい」という思いでした。
人の話を聞くのが好きで、悩み相談をされると真剣に向き合ってしまう。
その感覚は、小さな頃からずっと変わらないものでした。
とはいえ、“人のために”というワードだけで就職活動を乗り切れるほど甘くないことも分かっていました。
だからこそ自己理解と業界研究、そして面接対策を同時並行で進め、あらゆる企業を見に行くことから始めました。
気付けば説明会に足を運んだ企業は約60社。選考に進んだ企業も半数以上にのぼりました。

就活において私が大切にしていたポイントは三つありました。
一つ目は、「仕事に本気で向き合える環境かどうか」。
やりがいのある仕事であることは前提として、その仕事に誠実に、情熱を持って向き合える土壌が整っていること。
つまり、成長と学びが止まらない環境に身を置けるか、ということです。

二つ目は、「できるだけ規模の大きな会社か」。
これはネームバリューや福利厚生の話ではありません。
あえて“規模が大きい=仕組みや基準が整っている”という環境に飛び込んで、泥臭い努力と自分の思考をどう融合させるか試してみたかったからです。

三つ目は、「熱量のある人たちと働けるか」。
学生時代の部活や登山などの経験を通じて、私は“誰と働くか”が自分のモチベーションを大きく左右するタイプだとわかっていました。
だからこそ、表面的な企業情報だけでなく、実際に出会った社員さんの雰囲気や空気感、そして温度感を重視していました。

そんな中で出会ったのが、TSACEでした。
就活もある程度落ち着き、少し気が緩み始めていた時期でした。
何気なく求人サイトで目にして気になったTSACEの説明会に参加してみると──空気が、全然違ったのです。

一言で言えば、「感情が動いた」。
それは、社長が登壇する座談会でのことでした。
実は、登壇前から「ヤバい人らしい」とは聞いていたんです。
経営者としてカリスマ性があり、快刀乱麻を断つかのような迅速な方という噂。
正直、私は勝手に「めちゃくちゃ怖い人かも」と身構えていました。

ところが、登壇された社長の第一声でそのイメージは一瞬で覆されました。

言葉はストレート。でも、決して高圧的ではない。
むしろ場の空気を柔らかく包み込み、自然と心を開かせてくださるような安心感。
「あれ? この人、なんでこんなに話しやすいんだろう」と、途中からは“聞く姿勢”ではなく、“会話を楽しむ姿勢”になっていた自分がいました。

2次面接での印象も強烈でした。
ここから、私の志望度が一気に上がったと言っても過言ではありません。

質問の質が、桁違いに高い。
というより、「ここまで深く聞いてくれるのか」と驚くほど、私の過去の経験や価値観を丁寧に掘り下げてくださったのです。

よくある“自己PRの深堀り”とはレベルが違いました。
「その考え方に至ったきっかけは?」「なぜ他の選択肢ではなくそれを選んだのか?」
そんなやり取りを通じて、いつの間にか私自身が「自分ってこんなことを大切にしてたんだ」と気づかされていたんです。

言い換えれば、“自己分析の答え合わせ”をしてくれたのがTSACEでした。
私の思考のクセや強み、そしてまだ言語化されていなかった想いを、プロの視点で可視化してくれた感覚。
「この会社、選考の中でこんなに人に向き合ってくれるのか」と、驚きと感動が入り混じったのを覚えています。

そして迎えた最終面接。
あれだけ緊張していたのに、面接というより“雑談”に近かったんです。
社長の方からポンポンと話題を振ってくださり、自然と笑いも交えながら時間が過ぎていきました。

でも、その中には確かに“評価軸”があって。
たとえばちょっとした表現の中に、「この言葉って、どういう意味で使ってる?」と突っ込まれる。
その一言に、言葉を大切に扱う人なんだなと感じる一方で、自分の考えを言葉にして伝える力を問われていることにも気付きました。

結果として、私はTSACEを選びました。

理由はシンプルで、「この会社なら、自分の限界を超えられる」と本気で思えたからです。
そしてもう一つ。あの日の社長面接で感じた“謎の安心感”──それこそが、TSACEという会社の本質を表している気がしています。

面接の中で評価されたいのではなく、「ここで自分の成長を証明したい」。
そんなふうに思わせてくれる会社には、そうそう出会えないと思います。

インターンと入社式はどうでしたか?

入社して2ヶ月が経ち、大宮オフィスでの勤務に少しずつ慣れてきました。
最初はわからないことだらけで不安もありましたが、ここでの環境はとても恵まれていると感じています。

大宮オフィスの先輩方や同僚の方々は、本当に親切で丁寧に教えてくださいます。
どんなに些細な質問でも嫌な顔をせずに受け止めてくださり、一度聞いたことでも繰り返ししっかり教えていただけることが本当にありがたいです。単に教えるだけでなく、私が理解しやすいようにかみ砕いて説明してくださるので、自分の理解度が深まっていくのを実感できます。このような環境だからこそ、初めての仕事でも安心して挑戦できるのだと思います。

一方で、仕事自体は非常にハードだと感じています。営業の仕事は数字や結果を追いかけることが多く、毎日プレッシャーを感じながら取り組んでいます。特に入社して間もないため、焦りや不安もありますが、だからこそ毎日明確な目標を立てて仕事に向き合うことができています。目標がはっきりしていることで、何をすべきかが明確になり、無駄なく集中して業務を進められるのは非常にありがたいことです。また、忙しい中でも先輩方がしっかりとサポートしてくださるため、困ったことがあってもすぐに相談できる環境はとても心強いです。先輩方のアドバイスや励ましがあるからこそ、困難な状況でも前向きに頑張れるのだと感じています。

さらに、同期の仲間たちとの関係もとても良好です。
仕事の合間にはお昼ご飯を一緒に食べたり、休みの日には飲み会や遊びに行ったりするなど、プライベートでも仲良く交流しています。
お互いに切磋琢磨し合いながら成長できる関係は、仕事のモチベーションにもつながっています。特に、同期のメンバーが案件の情報を細かく共有してくれるので、自分一人で戦っている感覚はありつつも、実際にはみんなで支え合いながら一つの成果を作り上げているという実感があります。このチームワークがあるからこそ、辛いと感じることも乗り越えやすいのだと思います。

毎日仕事をしていて、とても楽しいと感じることが増えました。生き生きと働けている実感があり、自分の成長も少しずつ感じられています。何より、大宮オフィスの同期は本当にリスペクトできる仲間ばかりで、そんな仲間と同じ目標に向かって努力できる環境に感謝しています。私は同期の中で1番を目指したいという強い思いを持っており、その思いが日々の原動力になっています。みんなが同じ熱量で働いているからこそ、良い切磋琢磨の環境が生まれているのだと感じます。

また、25卒の同期全員で平均売上を超えたいという共通の目標を持っていることも、私にとっては大きな励みです。
個人の成果ももちろん大切ですが、同期全員で成果を上げることでチームとしての結束力も高まりますし、会社全体の成長にもつながると思います。
これからも同期と支え合いながら、日々の業務に全力で取り組み、着実に成果を出していきたいです。

まだ入社して間もないですが、大宮オフィスでのこの2ヶ月間は自分にとって非常に貴重な時間となりました。これからも困難や壁にぶつかることはあると思いますが、この環境と仲間たちと一緒に乗り越えていきたいと思います。今後も自分の目標に向かって努力を続け、より成長していく姿を周囲に見せられるよう頑張ります。大宮オフィスで働けることに誇りを持ち、これからも一歩一歩着実に歩んでいきたいです。