鋼のメンタルを培った学生時代
「ポジティブすぎて逆に心配になるよね」
学生時代、よくそんなふうに言われていました。落ち込むことがないわけじゃないけれど、気が付くと次の一歩を考えている。
自分でも、わりと“折れないタイプ”だと思っています。
高校時代は吹奏楽部に所属し、コントラバスを担当していました。
北海道出身で、中学の頃から続けてきた楽器でしたが、高校の部活は全国大会を目指す強豪校。
正直、最初は毎日が苦しかったです。周りは当たり前のように音を合わせていくのに、自分だけが追いつけていない感覚。
合奏中に感じる焦りと悔しさは、今でもはっきり覚えています。
部員は約80人。その中でコンクールに出られるのは55人だけ。結果がすべての世界でした。
才能があるわけでも、器用なタイプでもない。だからこそ、「やるしかない」と決めて、基礎練習を何度も何度も繰り返しました。
気付けば、音を出すことが少しずつ楽しくなっていて、音楽と向き合う時間が前より好きになっていました。
2年生のとき、コンクールメンバーに選ばれました。
名前を呼ばれた瞬間、胸の奥がじんわり熱くなったのを覚えています。
その後、2年生・3年生と全国コンクールに出場し、金賞を受賞することができました。
「努力って、ちゃんと見てくれる人がいるんだ」そう思えた、初めての経験でした。
そしてもう一つ、忘れられない出来事があります。先輩方の推薦で、部長を任されたことです。
部内は決して穏やかではなく、意見がぶつかって言い合いになることもしばしばありました。
自分が前に立つことで空気が変わるのか、不安でいっぱいでしたが、だからこそ意識していたのは“間に入ること”。
強い言葉を少し和らげて伝えたり、相手の気持ちを代弁したり。全員が同じ方向を向けるように、静かに支える役に徹しました。
大学進学を機に東京へ。
現状を変えたいというより、「知らない世界に触れてみたい」という気持ちが強かったと思います。
大学時代は、ドラッグストア、飲食店、デザイナーアシスタントなど、興味のあるアルバイトに次々と挑戦しました。
その中で、デザイナーの仕事を手伝う中でSNS運用に関わる機会がありました。
投稿内容を考え、数字を見て、また改善する。
その繰り返しが不思議と楽しくて、気付けば自分の個人アカウントも本気で運用するようになっていました。
試行錯誤を重ねるうちにフォロワーは1.5万人まで増え、「工夫次第で、誰かの心を動かせる」という実感を得ることができました。
振り返ると、音楽でも、部活でも、アルバイトでも、私が続けてきたのは“目立つこと”ではなく、“支えながら前に進むこと”。
この感覚が、のちに自分のキャリアを考える上で、大きな軸になっていくことになります。
「マーケティング」を見据えた就職活動
就職活動を始めたのは、大学3年生の1月でした。
周囲を見渡すと、すでに動き出している人もいれば、まだ何も決めていない人もいて、自分自身も「なんとなく始めた」という
感覚が正直なところでした。
最初に決めていた軸は、意外とシンプルでした。
毎日出社して、人と直接関われる仕事であること。
大学時代、オンラインだけで完結するやり取りに少し物足りなさを感じていたこともあり、
顔を合わせて、空気を感じながら働ける環境を求めていました。
マーケティングには興味がありましたが、「いきなり戦略側に立つより、まずは現場を知らないと意味がない」という思いが強く、
最初は営業職を中心に見ていました。
業界は、漠然と興味のあったIT業界。説明会に参加し、選考に進み、気づけば30社近くの企業を見ていたと思います。
ただ、数を重ねるほどに、違和感も増えていきました。
仕事内容は魅力的なのに、働くイメージが湧かない。条件は良いはずなのに、心が動かない。
「何かが違う」という感覚だけが、少しずつ積み重なっていきました。
そんな中、スカウト型サイトを通じて、さまざまな業界の企業から声をかけていただくようになりました。
特に多かったのが、人材業界の企業でした。
最初はピンと来ていなかったはずなのに、話を聞くうちに、「人の人生の節目に関わる仕事」という言葉が、
自然と心に残るようになっていました。
企業を見ていく中で、自分の就活軸も変わっていきました。
「この会社はスピード感があるか」
「前向きで、成長意欲の高い人が集まっているか」
「ここで働く自分を想像したとき、少しでもワクワクできるか」
条件や安定よりも、空気感や温度を重視するようになっていたと思います。
説明会での社員の雰囲気、話す言葉の熱量、質問に対する向き合い方。そういった細かな部分が、気になるようになっていきました。
就職活動を通して感じたのは、「正解を探す時間」ではなく、「自分がどんな環境で力を発揮できるのかを知る時間」
だったということです。
最初から答えがあったわけではなく、迷いながら、比べながら、少しずつ自分の価値観が輪郭を持っていった。
そんな期間だったと思います。
この時間があったからこそ、後に「ここで頑張りたい」と思える場所に出会えた。
そう思えるくらい、自分にとって大切な準備期間でした。
TSACEの決め手は「本気で純粋な想い」
就活生の皆さんへ
入社して最初の数カ月、正直に言うと「忙しい」の一言に尽きます。
4月から8月にかけては、覚えることも、やることも本当に多くて、毎日があっという間に過ぎていきました。
でも、不思議と「パンクしそう」と思ったことはありませんでした。
むしろ、やることが多くて少しバタバタしているくらいのほうが、私は楽しいと感じるタイプです。わちゃわちゃしている中で、「今なにを優先すべきか」「どうすればもっと良くなるか」を考える時間が、心地よくもありました。
それを支えてくれていたのが、距離の近さです。
先輩社員も、社長も、とにかく話しやすい。ちょっとした疑問や不安も、その場で相談できる環境があります。
友人からは「役職者と話すのにかなり気を使う」「距離が遠くて質問しづらい」という話をよく聞くので、改めてすごく恵まれた環境だなと感じました。
研修や教育制度も想像以上に整っていて、「とりあえず現場に出て覚えてね」という放置は一切ありません。段階ごとにインプットとアウトプットが用意されていて、安心して成長に集中できる土台があると感じています。
9月以降は、少しずつ仕事への向き合い方も変わってきました。
毎月、自分の課題を言語化し、先輩と一緒に「今、何が一番コアな課題なのか」を洗い出す。
そのうえで、繁忙期を見据えた準備を一つずつ積み重ねています。
同期や他社の動きも、自然と目に入るようになりました。スピード感や対応力が上がってきているのを感じるたびに、
「負けていられないな」と気持ちが引き締まります。
すぐそばにライバルがいる環境は、私にとってはすごく燃える要素です。
誰かが本気で頑張っている姿を見ると、「次は自分だ」と自然にギアが入ります。
学生時代と比べて、タスク管理の精度や処理スピードは明らかに上がりました。
切り替えも早くなり、「忙しい=焦る」ではなく、「忙しい=整理する」という感覚に変わってきたと思います。
自分でも、確実に成長している実感があります。
TSACEは、楽な場所ではありません。
でも、「ちゃんと成長したい」「本気で働くってどういうことか知りたい」そう思っている人にとっては、
これ以上ない環境だと思います。
もし今、少しでも「気になるな」と思っているなら。
その感覚は、きっと間違っていません。
一歩踏み出した先で、自分の可能性が更新されていく感覚を、ぜひ味わってほしいです。



