陸上・学業と文武両道で努力を継続してきた秀才スプリンター!

学生時代は何をしていましたか?
私の学生生活を一言で表すなら「挑戦と挫折の連続」でした。小学2年生から大学4年生まで、ひたすら陸上競技、特に短距離に打ち込んできましたが、順風満帆な道のりではありませんでした。むしろ数えきれないほどの壁にぶつかりながら、それでも走り続けた時間が今の自分の礎となっています。
中学1年の頃、実力は周囲と比べて明らかに劣っており、リレーメンバーにすら選ばれない日々が続きました。厳しい練習の中で、結果が出ない悔しさに何度も心が折れそうになりましたが、2年生になると身体ができてきて、徐々にタイムが向上。夏にはリレーメンバーに選ばれ、3年生ではジュニアオリンピックの選考会に出場できるまでに成長しました。全国大会には届きませんでしたが、「努力すれば必ず道は拓ける」と確信できた瞬間でした。
高校に進学すると、競技レベルはさらに上がり、またしても自分の実力不足を痛感しました。それでも「絶対に負けたくない」という強い気持ちで努力を重ね、2年生からはリレーのアンカーを任されるように。個人では近畿大会に出場し自信を得る一方、バトンミスでチームとして苦い経験もしました。3年時にはコロナ禍で大会が中止になり、力を出す機会が奪われたことは今でも忘れられません。
進学に向けても、最後まで部活動に全力を注いだ後、受験期間は毎日10時間以上勉強に取り組み、一般入試で立命館大学に合格しました。努力の成果を実感できた、人生の大きな転機でした。
大学入学後も競技は継続。コーチ不在のなか、仲間と話し合いながら練習メニューを作成する日々が続き、主体性や責任感を磨きました。推薦入学の強豪選手が集まる環境で、思うように結果を出せない時期もありましたが、小さな大会に出場し、継続することを何よりも大切にしてきました。特に3年時は体調不良が続き、4年では度重なるケガで引退を余儀なくされ、思い描いていた形で競技人生を終えることはできませんでした。
それでも、得られたものは大きかったです。「才能だけでは勝てない」「自分ごととして全力を尽くすことが成長の鍵」—陸上が教えてくれたこの教訓は、これからの社会人生活においても、確実に私を支えてくれると信じています。

就職活動について教えてください。
就職活動が本格化する大学4年の春、私の心の中は不安でいっぱいでした。どこから手をつけていいか分からず、部活に逃げるような気持ちで現実から目を背けていたのが本音です。そんな私が就活に本腰を入れ始めたのは、4月に入ってから。最初は食品やIT業界の営業職を志望し、陸上で培った努力や継続力をPRすることで、何とか自分の強みを見出そうとしていました。
しかし、ES(エントリーシート)や一次面接で思うように通過できず、「自分の軸は本当にこれでいいのか」と疑問を抱くように。そこから私は思い切って就活のスタイルを転換しました。逆スカウト型の就活媒体を使い、自分に声をかけてくれた企業と積極的に会うスタイルに変更したのです。その出会いの中で、TSACEの存在が現れました。
最初は業界知識もなく、強い志望度もありませんでした。しかし説明会に参加し、人材業界の魅力や社会貢献性の高さに惹かれ始めました。何よりも印象的だったのは、社長自らが登壇し、飾らず本音で語ってくれた姿です。形式ばった説明ではなく、誠実で熱意に満ちたその言葉に、「この人と働きたい」と感じたのを今でも覚えています。
一次選考後に行われた社員面談では、キャリアに迷った経験を持つ社員の方から、「大手だからと何となく選んだ会社に後悔した」と聞きました。その言葉に私は強く共感し、「自分が本当に納得できる選択をしたい」と気持ちが固まりました。
二次選考では営業ロールプレイングに挑戦。うまくいかない部分もありましたが、面接官からの丁寧で的確なフィードバックが非常に印象的でした。単なる選考を超えて、自己成長の機会として受け止められた瞬間でした。
最終面接では、社長から営業のリアルや成功の先にある未来像を語っていただき、「この会社でなら自分も成長できる」と確信。気がつけば、最初は受け身だった就活が、TSACEとの出会いをきっかけに、主体的に動くスタイルへと変化していました。
「どんな人間になりたいか」——その問いに向き合えたことが、私にとって最も価値ある経験でした。
インターンと入社式はどうでしたか?
TSACEに入社して2ヶ月、大阪本社の栄養士紹介事業部に配属され、日々多くの学びと挑戦を重ねています。入社前にインターンとして業務を体験していたため、入社後も業務の流れに戸惑うことはほとんどなく、すぐに現場で動けたことが自信につながりました。
入社して感じたのは、社長をはじめ、上司・先輩方の「仕事へのこだわり」の深さです。細部にまで目を配り、丁寧に仕事を進める姿勢は、まさにプロフェッショナル。私もその背中を見て、小さなことを見逃さず丁寧に取り組む意識を常に持つようにしています。
GWを挟んで稼働日数が少なかった5月も、お客様一人ひとりに向き合いながら、転職活動のサポートに尽力してきました。先輩と二人三脚で動く日々の中で、自分の未熟な点に気づき、アドバイスをもらえる環境がとても心強いです。
実際の営業現場では、成功と失敗の両方を経験しています。あるお客様に対して丁寧にヒアリングを重ね、希望に合う提案ができた時の達成感は格別でした。一方で、マッチングがうまくいかないこともありますが、そんなときでも先輩方が過去の事例を交えてアドバイスをくださり、成長の糧となっています。
社内の雰囲気は温かく、どんな相談にも親身に応えてくれる方ばかり。風通しの良さが、日々の安心感と挑戦する勇気につながっています。加えて、社内には参考書や資料が豊富に揃っており、日々の学びを自分のペースで進められる環境も魅力の一つです。
現在の目標は、栄養士チームの中で売上1位を取ること。そのために、まずは担当顧客数を増やし、対応力と処理能力を高めていきたいと考えています。また、栄養士という専門職のニーズや特性についてもさらに理解を深め、より良いマッチングができる力を身につけていきたいと思っています。
この2ヶ月間、会社や上司、仲間の支えがあったからこそ、前向きにチャレンジできています。今後は後輩指導やチーム全体の成長にも関われるよう、基礎を固めながら一歩ずつ歩んでいきたいです。
TSACEという環境があるからこそ、困難も乗り越えられる—そう実感しながら、私は今日も前を向いて走り続けています。