情報系学部の私がIT業界志望から人材業界へ!

学生時代は何をやってましたか?

私の学生時代を一言で表すなら、「目の前のことに全力で向き合い続けた日々」だったと思います。決して派手なエピソードがあるわけではありませんが、どの経験も今の私を支える土台になっています。

中学時代はソフトテニス部に所属し、毎日汗まみれになりながら練習に打ち込んでいました。ただ、順風満帆とは言えません。1〜2年生の序盤までは思うような結果が出せず、レギュラーにもなれずに悔しい思いを重ねました。それでも努力を続けられたのは、部内で定期的に行われるランキング戦の存在があったから。「次は自分も」と前を向き続けることができました。3年生の夏、新チームの団体戦メンバーにようやく選ばれ、大阪府大会で準優勝。あの瞬間に感じた達成感は、今も自信となって残っています。

高校では軽音楽部に所属。ピアノ経験を生かしてキーボードを担当しました。最初は「青春っぽいことがしたい」という軽い動機でしたが、実際は想像以上に地道でストイックな世界。YOASOBIやあいみょんなどのコピー演奏を成功させるには、個人練習の積み重ねが不可欠でした。人前で演奏することの緊張感や失敗も経験しながら、徐々に「挑戦することへの恐怖」が和らぎ、「一歩を踏み出せる自分」へと変わっていった気がします。

大学ではコロナ禍の影響もあり、最初は活動の機会が少なくもどかしい時期が続きました。そんな中で出会ったのが学友会活動。特に印象に残っているのは、献血イベントの運営です。100人の献血者を目標に、SNS発信に加えて、飲食店へチラシを配ったり、登下校中の学生に声をかけたりと、地道な広報活動を続けました。その結果130人以上の協力を得ることができたのですが、最終的に献血できたのは96人。「あと4人…」と本気で悔しさを感じたからこそ、やりきるための行動量と改善の大切さを学びました。

私は器用なタイプではありません。でも「負けず嫌い」な性格と、地道な努力を継続する力には自信があります。たとえ結果がすぐに出なくても、腐らずに向き合い続ける――この姿勢は、社会に出ても必ず武器になると信じています。

 

 

就職活動について教えてください。

就職活動を始めた頃、私は情報系の学部に所属していたこともあり、自然とIT業界を中心に企業を探していました。特にWeb構築やシステム開発に興味があり、将来はSEとして働くことを想定していました。ですが、選考が進むにつれ、SEという職種に対する評価制度の曖昧さや労働環境の厳しさといった声が耳に入るようになり、次第に「自分はこの道を本当に続けられるのか?」と不安を感じ始めました。

そんなとき、ふと立ち止まって振り返ると、就活中にいつも親身になって相談に乗ってくれたキャリアアドバイザーの方の存在が頭をよぎりました。「自分も誰かの人生に寄り添い、選択肢を広げられるような仕事がしたい」と強く思うようになり、人材紹介業界に挑戦することを決意。大学3年の11月にはIT業界から完全に軸を切り替え、本気で再スタートを切りました。

その後は人材企業を中心に約30社に応募し、5社から内定をいただきました。そんな中、逆求人型のスカウト媒体で出会ったのがTSACEでした。届いたスカウトメッセージは、よくあるテンプレ文ではなく、明らかに私のプロフィールを丁寧に読んでくださった内容。「この会社は、ちゃんと“私自身”を見てくれている」と感じたのが最初のきっかけでした。

説明会では、人事の方がTSACEの事業やカルチャーを熱く語ってくださり、初対面にも関わらず「この人たちと一緒に働きたい」と思える熱量を感じました。

さらに印象的だったのが、社長の登壇。

業界No.1の景色を、また新しいメンバーと見たい」と語る姿は、言葉以上に想いが伝わってきました。

社長が毎回すべての説明会に登壇していると知ったとき、「この会社は、本気で人と向き合う集団なんだ」と心を動かされました。

1次選考では、面接というよりフランクな会話に近く、「素の自分でいられた」ことが何より印象的でした。社員面談では、現場のリアルな声を包み隠さず教えていただき、むしろギャップが志望度を高めてくれるという不思議な感覚がありました。2次面接では営業としての厳しさや覚悟を問われ、ロープレではボロボロ。ただ、そこからいただいた見開き1ページのフィードバックが、「この会社は本気で育てるつもりで向き合ってくれている」と確信させてくれました。

最終面接。真っ白な部屋に社長と2人。緊張で頭が真っ白になったのを覚えています。うまく話せずにいた私に、「質問ある?」と社長が声をかけてくれて、ようやく自分の言葉で想いを伝えることができました。「絶対に逃げずにやりきります」──その一言が、今の自分を支えてくれています。

インターンと入社式はどうでしたか?

TSACEでのインターンが始まったのは大学4年の8月。法人営業の資料作成やキャリアアドバイザーの業務サポートなどを担当していました。驚いたのは、先輩方がどんな質問にも丁寧に応えてくれること。そして、いつも気にかけて声をかけてくれる温かさに、TSACEのカルチャーの本質を感じました。

そのおかげで、入社式当日も緊張はほとんどなく、「ようやくスタートラインに立てた」というワクワクの気持ちで臨むことができました。現在は、大阪の栄養士紹介事業部に所属。インターン時代は介護領域を担当していたため、栄養士の知識はゼロからのスタートでしたが、毎日が新鮮で、学ぶ楽しさを実感しています。

今の目標は、栄養士事業部で売上トップ3に入ること。地道な積み重ねで結果を出す――学生時代に学んだ“愚直な姿勢”を武器に、これからの挑戦に全力で向き合っていきます。