学生時代は何をやってましたか?
中学時代は、ソフトテニス部に所属していました。いわゆる「部活」という枠に収まらない、本気の強化部のような雰囲気の中で、朝練はもちろん、夜錬も実費で行うほどの熱量に包まれていました。選手層が非常に厚く、レギュラー争いは熾烈。才能だけでなく、どれだけ自分と向き合い、地道に努力を続けられるかが問われる環境でした。
試合に出られる機会こそ限られていたものの、腐らずに前向きに挑み続けられたのは、厳しさのなかにも温かさがある先輩たちや、互いを支え合える仲間の存在があったからこそです。この時期に、逆境をポジティブに受け止め、努力を継続する力を養うことができました。挫折を何度も味わいながらも、最後までやり抜くことで得られる達成感や、乗り越えることで得られる自信は、今も私の原動力となっています。
高校ではソフトテニスから一転、将棋部に所属しました。幼い頃から親しんできた将棋を改めて学びながら、学業との両立にも力を入れました。今振り返ると、高校生活はどこか気の抜けた時期だったなと思う部分もあります(笑)。それでも、中学生の頃から苦手意識があった英語に真正面から挑み、1年生の時から単語帳や長文読解に毎日向き合う生活を続けました。その結果、高校2年の秋には学年240人中1位を獲得。「やればできる」という成功体験とともに、継続の大切さを身をもって実感しました。
大学受験では第一志望の上智大学には届きませんでしたが、法政大学に合格。そのまま東京で進学する道もありましたが、最終的には地元・仙台の大学を選びました。自分の足元を大切にしながら、地に足をつけてできることを積み重ねていきたい。そんな思いからの決断でした。
大学生活では、学業だけでなくアルバイトにも注力。某有名雑貨店でアルバイトリーダーとして、シフト管理や業務分担、スタッフ教育など幅広い業務を担当しました。人手不足からくる残業の多さがスタッフのモチベーション低下につながっていたため、私は新人育成に力を入れ、1対1での丁寧な教育によって早期戦力化を実現。また、誰もが迷わず仕事ができるよう業務マニュアルを整備し、「聞きづらいこと」や「曖昧な業務」を可視化しました。結果として、残業削減と業務効率の向上に貢献することができました。
責任ある立場で職場環境の改善に関わることができたのは、自分にとって大きな財産です。単なるアルバイトという枠を超えて、チームで働くとはどういうことか、リーダーとして人を導くとは何か――その本質に触れられた経験だったと思います。
また、学生生活の中で新たな趣味として一眼レフカメラに出会い、写真部にも参加しました。アルバイトで得た収入の多くをカメラ機材や撮影旅行に費やすほど、撮影にのめり込みました。写真は、美しい瞬間を切り取ることに加えて、物事をさまざまな角度から見る重要性も教えてくれました。見る角度を変えれば、同じ被写体でもまったく違った表情を見せてくれる――この感覚は、人間関係や仕事の進め方にも通じる大切な視点だと感じています。
就職活動について教えてください。
就職活動をする中で、私は「人の役に立ちたい」「誰かの悩みに寄り添いたい」という想いが強くなっていきました。特に、これまで友人や家族の悩みに真摯に耳を傾けてきた経験から、「課題解決に携わる仕事がしたい」と考えるようになり、人材業界に興味を持ちました。
業界研究を進める中で、10社ほどの企業に目を向けていたのですが、そんな中で出会ったのがTSACEです。逆求人型の媒体を通じてオファーをいただき、説明会に参加しました。代表自らが登壇され、学生一人ひとりの質問に真正面から、かつ誠実に答える姿勢に強く惹かれたのを今でも覚えています。言葉を濁さず、明快に語るその姿に、「この人のもとで働きたい」と心が動きました。
TSACEが手がけるのは、医療福祉や施工管理といった専門職領域の人材紹介。簡単な分野ではありませんが、だからこそ価値のある支援ができると感じました。代表の「業界1位を作った自分が、さらにその先の未来を創る」という言葉には、並々ならぬ覚悟と挑戦心が込められており、私はその想いに心から共感しました。
一次面接の前から、すでにTSACEに対する志望度は非常に高く、公式サイトや代表のSNS、採用コラムまで読み込んで準備を重ねました。自分の想いを全力で伝えるための面接は、まさに「本気の場」でした。そして最終面接を経て内定をいただいたときには、迷うことなく即断即決。TSACEへの入社を固く決意しました。
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