最も悔しさを味わった塾講師としての日々
私の大学時代を一言で表すならば、「人生で一番熱量を注げた4年間」であったと断言できます。
その熱量のすべては、塾講師のアルバイトに注ぎ込まれました。
私は指定校推薦で大学に入学いたしました。
そのため、アルバイト先の塾には一般受験という厳しい競争を勝ち抜いてきた超高学歴な講師が多数在籍しており、
当初は彼らと自分の「教え方」や「学びに対するスタンス」に大きな差を感じ、指導者としての自信をなかなか持てずにいました。
しかし、だからといって妥協することはできません。
塾で規定されているマニュアルをこなすだけの指導では、生徒1人1人の理解度や性格に必ず誤差が生じます。
そこで私は、生徒それぞれの特性に合わせて教育スタイルを完全にカスタマイズすることにいたしました。
例えば、確認テストの実施方法です。授業の最後にテストをするのではなく、あえて授業の冒頭に「先週分の確認テスト」を
実施するように変更しました。
難易度も、宿題をしっかりとこなして理解していれば必ず解けるレベルに設定し、「やればできる」という小さな成功体験と
達成感を積ませることで、継続的な学習意欲を促すよう設計いたしました。
私は元々教員を目指して教職課程を履修しておりましたが、生徒たちと向き合う中で、自身のすべてのリソースを
彼らに注ぎたいと強く思い、教職の単位をすべて切り、塾講師の業務にオールインする決断を下しました。
周囲からは「もったいない」と幾度も引き止められましたが、生徒の人生を左右する受験に本気で向き合う以上、
私自身も退路を断ち、圧倒的な覚悟と責任感を持って挑戦したかったのです。
その結果、初年度に伴走した生徒4人は、全員が第一志望校に合格することができました。
この時は、指導者としての大きな達成感を得ることができました。
翌年は昇格し、別校舎との兼任で12名の生徒を担当いたしました。
結果として12名中9名を第一志望合格へと導くことができましたが、私の心を満たしたのは達成感ではなく、
第一志望に届かなかった3名に対する強い申し訳なさと、激しい悔恨でした。
「私がもっと時間を注げていれば」「もっと細かく1人1人にタッチできていれば」と、自らの力不足を痛感いたしました。
そして迎えた最後の年。
私は上位クラスと通常クラスの2クラスを担当しました。
結果は、上位クラスが6名中5名、通常クラスも6名中5名が第一志望に合格いたしました。
しかしこの年も、私は2名の生徒を目標の場所に立たせてあげることができませんでした。
1人は、彼自身が血の滲むような努力をしているのを一番近くで見ていたからこそ、何が何でも受からせたかった生徒。
もう1人は、後期に入塾してきた非常に頑張り屋の生徒でしたが、絶対的な時間が足りず、私が教えきる前にタイムアップを
迎えてしまいました。
多数の生徒を合格に導いたという事実よりも、「全員の努力を報いてあげられなかった」という事実が重くのしかかり、
私の学生生活は、非常に不完全燃焼のまま幕を閉じることとなりました。
しかし、この時に抱いた強い責任感と悔しさこそが、現在の私の確固たる基盤となっております。
夢のために挑戦と経験が積める企業へ
私の就職活動は、大学3年の11月から開始いたしました。
当時、不完全燃焼な思いを抱えつつも、塾講師としての仕事に強い誇りとやりがいを感じていた私は、将来的に
「自身の塾を経営し、独立する」という明確な目標を抱いておりました。
その目標から逆算した際、現在の私に最も不足しており、かつビジネスを推進するためのノウハウがすべて詰まっているスキルは
「営業力」であるという結論に至りました。そのため、ファーストキャリアとしては迷うことなく営業職を志望いたしました。
就職活動の軸は、一貫して「自己成長ができる環境であること」に設定しておりました。
活動の初期段階では営業職という広い括りで企業を見ており、自身のバックグラウンドに関連する理系分野の企業や、
有形商材を扱う営業職を中心に就活しておりました。
しかし、就職活動も中盤に差し掛かった3月頃、私は改めて「自分はビジネスにおいて、本当に何を売りたいのだろうか」という
根本的な問いに立ち返りました。
自己との対話を深める中で見えてきたのは、塾講師の経験を通して培われた「人を正しい方向へ導きたい」「人の人生の役に立ちたい」
という強い使命感でした。形ある商材ではなく、人の人生そのものに介入し、価値を提供する。
それこそが自分の本質的な欲求であると気づき、そこから「人材業界」へと明確に舵を切りました。
その後、15社以上の選考に参加し、4月頃には人材業界の企業1社から内定をいただくことができました。
しかし、事業内容が人材派遣であったこと以上に、その企業の「評価制度の不透明性」に強い不信感を抱いてしまいました。
生徒たちに対して「正しい努力は結果に結びつく」と指導してきた私にとって、自らが身を置く環境の評価基準が不明瞭であることは、
決して看過できない問題でした。
ここで妥協して歩みを進めることは自身の信念に反すると考え、内定を承諾する前に辞退するという決断を下しました。
選考落ちからの直訴。
就活生の皆さんへ
就職活動中の皆様にお伝えしたいのは、TSACEは「向上心」であれ、「劣等感」であれ、あるいは「野心」であれ、
自己の内にあるあらゆる感情を『前へ進むためのエネルギー』に変換できる方と、非常に相性が良い環境であるということです。
社内の採用コラムを読み、実際に先輩方のお話を伺う中で気づいた真理があります。
それは、この会社には「学生時代に華々しい成功だけを収め続けてきた人間」よりも、私のように「不完全燃焼」の想いを抱えていたり、悔しい挫折を経験してきたりした人間の方が多いということです。
過去に己の限界や無力さに直面した経験があるからこそ、他者の痛みや困難、辛さを決して他人事とせず、自分事のように深く理解し、
自然と手を差し伸べてくれる温かい人間が集まっているのです。
また、社内を見渡しても、現状に慢心し、適当に業務をこなしている人間は一人もおりません。
全員が常に高い向上心を持って仕事と向き合っています。
逆を申し上げれば、「現状維持で満足できる方」や、「他者を蹴落としてでも自分の利益だけを追求する方」には、
当社の環境は向いていないかもしれません。
圧倒的なスピード感の中で、互いを高め合い、励まし合う利他的な文化が根付いているため、そういった思考の方にはかえって
居心地が悪く感じられるはずです。
TSACEの先輩方や同期は、仕事における「きつい瞬間」でさえも真正面から受け止め、楽しむことができる強さを持っています。
「逆境こそが最大の成長の糧である」と捉え、厳しい環境に果敢に挑んでいける方には、
これ以上ない最高の舞台であることをお約束いたします。
私のように、過去の悔しさを晴らし、本気で自己成長と他者の人生に向き合いたいと願う皆様の挑戦を、心よりお待ちしております。



