新卒一期生NO.1の私が後輩に伝えたいこと!

学生時代は何をやってましたか?

私は、器用に何かをこなすタイプではなく、「目の前のことを地道にやり抜く」ことで、自分なりの成果を積み重ねてきた人間です。やりたいことが明確にあるわけではなかったけれど、与えられた環境や課題の中で、自分なりにベストを尽くす。その中で、少しずつ「自分だからこそできること」に気づいてきた、そんな学生生活でした。

中学時代は、ソフトテニス部に所属していました。最初は「楽そうだな」と思って入部したのですが、思っていた以上に練習がハードで、週5〜6日活動があるような部でした。正直、楽しいと感じることは少なく、「辞める」と言うのが格好悪いと思っていたからこそ続けていたような感じです。それでも、続けていく中で結果は少しずつついてきて、足立区では1位になった経験もありました。とはいえ、目標があったわけではなく、ただ流されるように部活をしていたというのが実情でした。

高校でも引き続きソフトテニス部に所属しました。中学の頃、勉強をそれほどしていなくても成績は比較的良く、特にやりたいこともなかったので、「ソフトテニスがある高校に行こうかな」くらいの気持ちで進学先を決めました。偏差値が高い高校で下位になるよりも、少しランクを落として上位を取る方が楽だと考えたのも理由の一つです。
部活では関東大会の団体戦に出場し、2回戦で敗退という結果でした。実はこの頃も、ソフトテニスが「楽しい」「面白い」と思ったことはあまりなく、ただ「ソフトテニスがしたい」という気持ちだけで続けていました。でも、この中学〜高校を通して一つだけ自分で評価したいのは、「しんどい」と思いながらも、最後までやり切ったことです。辞めなかった、という一点には、今振り返ると自分なりの粘り強さや根性があったのかなと思います。

大学は一般入試で法政大学に進学しました。ですが、入学してから2年ほどはちょうどコロナ禍の真っ只中。講義はほぼすべてオンラインで、大学生活らしい活動もなかなかできず、気づけば講義にも出る気が失せていた時期もありました。なんとなく閉塞感のある日々でした。
転機になったのは、アルバイトです。大学2年の頃から牛タンレストランで働き始め、やがてはアルバイトリーダーを務めました。店舗の清掃ランキングで全国45位だった店舗を、グリスト清掃や高圧洗浄機の導入などを提案・実行し、全国3位まで引き上げた経験は、今でも自信につながっています。さらに、大学3年の冬からはカフェでのアルバイトも始め、こちらでもアルバイトリーダーに。日本語が話せない外国人のお客様にも限定ドリンクの魅力を伝えられるように、ポップを英語で作成したり、英語の接客マニュアルを独自に作ったりもしました。結果として、限定ドリンクの売上を1.5倍にまで伸ばすことができ、「接客は相手の課題に寄り添うことなんだ」と学びました。
また、趣味で始めたポーカーにも本気で取り組み、日本大会に出場して全国7位という成績を収めたこともあります。相手の心理を読むこと、感情で勝負しないことの大切さを実感できた貴重な経験でした。

 

 

就職活動について教えてください。

就活を始めたのは、3月中旬。正直、かなり遅いスタートでした。当時の自分には「やりたいこと」が全くなく、人材業界も「とりあえず」で受けていたのが本音です。
大手人材会社や有名どころをなんとなく選んで選考を受ける日々で、正直、就活らしいことをしていた実感もほとんどありませんでした。

そんな中、逆求人サイトでTSACEからスカウトが届きました。実はそれまでスカウトは無視していたのですが、TSACEの文章だけは妙に熱くて引っかかるものがあって。
しかも、社長からの直々な推薦スカウトと記載されていて、少し嬉しさを感じたんですよね。(笑)

調べてみると「ギラギラした社長がいる」と噂を聞いて、逆にそれが面白そうだと思いました。
実際に会ってみると、言葉選びも表現もすべてが直球勝負で、「こんなに嘘がない人いるんだ」と思うほど。
特に印象的だったのは、最終面接での一言。趣味を聞かれた際に「サウナが趣味です」と答えた私に対し、「嘘つくな。本当は違うだろ?」とズバッと切り込まれた場面です。
ドキッとしましたが、逆にそこから本音で「ギャンブル」と答えました。正直面接で「趣味はギャンブルです。」なんて他の会社で応えたら即OUTですし、こんな公的な場で言うのも絶対に違うと思っていたので応えたくなかったんですが、どんな嘘ついても看破されそうだったのと、むしろここまで本音で話してくださる人ならおそらく受け止めてくれるんじゃないかと思い答えました。
そこから社長も笑いながら私のポーカーの話などを聞いてくださり終始雑談のような雰囲気で面接が進んで行きました。

この面接を通して「ここなら自分を隠さなくていい」と思わせてくれたのがTSACEでした。
やりたいことが定まらないまま、唯一選考が進んだ会社。けれど結果として、「この人たちとなら本気で働ける」と確信できたのは、運命だったと今は思っています。

入社してからの1年どうだったか?

入社してからの1年間は、一言で言えば“圧倒的な成長の連続”でした。前期はとにかく手取り足取り教えてもらいながら、ひたすらがむしゃらに働いていました。5月・6月には目標100%達成を記録し、新卒ランキングでも10位前後まで食い込むことができました。数字だけ見ると順風満帆のように見えるかもしれませんが、先輩方のサポートのおかげでしかないです。(笑)

先輩方は、どこまでもマンツーマンで、私が納得するまで寄り添ってくれました。求職者様との向き合い方、法人への提案の組み立て方、電話一本の言葉の選び方まで、まさに“営業の全部”を実地で叩き込んでいただいた感覚です。もちろんその分、手を抜くこともできず、毎日が濃密すぎて1週間が3日くらいに感じていました(笑)。

後期に入ってからは、どんどん自分で考えて動けるようになり、部署や職種の垣根を越えて先輩に質問することも日常になりました。とにかく失敗があれば即改善。ミスを放置することなく、その日のうちに必ず潰して前進する。そんな姿勢を徹底し続けていたら、気づいた頃には売上が自然と上がっていきました。求職者様と本音で向き合い、企業様と理想的なマッチングを実現していくうちに、自然と「ありがとう」の声も増えていき、売上以上の“手応え”が日に日に積み重なっていきました。

最終的には新卒売上ランキングで1位を獲得。もちろん自分一人の力ではなく、支えてくれた仲間のおかげです。この1年で得た最大の学びは、「素直さ」と「貪欲さ」が、誰よりも成長スピードを早めてくれるということでした。自分の努力が、ダイレクトに“信頼”と“成果”として返ってくる環境に身を置けたことに、心から感謝しています。

後輩に伝えたいこと

学生の皆さんへ。まず伝えたいのは、「わからないことを素直に聞くこと」。そして「先輩の時間を奪うこと」は、立派な営業力だということです。私は最初、ミスを恐れて1人で抱え込もうとしていました。でも、限界がきて先輩にどんどん質問するようになったんです。そしたら、みんな驚くほど丁寧に答えてくれるし、「聞いてくれてありがとう」って言ってくれたんですよね。そこから一気に視野が広がりました。
だからこそ、「遠慮せずに、先輩を頼ってください」。先輩は敵じゃなくて、最高の教材です。素直さと貪欲さがあれば、TSACEでは必ず誰でも成長できます。営業スキルはもちろん、人としての在り方も磨かれる場所なので、ぜひ飛び込んできてください。
それと、数(量)をやってください。最初から質を求めるのは、正直しんどいと思います。営業における“質”って、量の上にしか積み上がりません。数をこなして、場数を踏んで、転んで、そこからしか得られない経験が山ほどあります。だから、迷ったら手を動かしてください。分からなくてもまず電話する、メールを打つ、相談する。それをやり続けた人が、最後に抜け出します。僕もその一人です。

後輩に伝えたいこと

「社会人になってから頑張る」って、実は想像以上に大変です。仕事は待ってくれませんし、覚えることも多く、毎日がアップデートの連続です。
だからこそ、時間に余裕がある“今”のうちに、自分の中で熱を注げる経験をどれだけ積めるかが、入社後の伸び方を大きく左右します。
部活でも、バイトでも、留学でも、サークルでも構いません。「これだけはやり切った」と胸を張って言えるものが、必ず武器になります。
実際に、TSACEの中でも“熱量高く何かに打ち込んできた人”は伸びるスピードが違います。それが、法人との信頼関係を築く力や、求職者の本音を引き出す力に、自然と繋がっていくんです。
もちろん、将来の目標がまだ決まっていない人もいると思います。でも、それで大丈夫です。今できることを全力でやる。やりたいことは、後から見えてくることもあります。
悩んで、迷って、失敗しても、それをネタにできるくらいの濃い経験を“今”のうちにしておいてください。
今過ごしてる学生時代、上手くいってなくても全く焦らなくて大丈夫です。でも、立ち止まらないでください。あなたの“今”の選択が、1年後、確実に花開きます。自分自身としっかり向き合って、動き出すきっかけを見つけてくださいね。何をやってきたかではなく、「どう向き合ってきたか」が、社会人になってからの本当の強みになります。