新卒一期生NO.1の私が後輩に伝えたいこと!

学生時代は何をやってましたか?

私は器用に何かをこなすタイプではなく、「目の前のことを地道にやり抜く」ことで、自分なりの成果を積み重ねてきました。与えられた環境や課題の中で、ベストを尽くす。その繰り返しのなかで、「自分だからこそできること」に少しずつ気づいていった学生時代です。

中学時代はソフトテニス部に所属。最初は「楽そうだな」と思って軽い気持ちで入部しましたが、想像以上に練習はハードで、週5〜6日活動する部活動でした。正直、楽しさより苦しさが勝る毎日で、「辞めたらカッコ悪い」と思ってただ粘っていました。それでも継続の結果、足立区で1位になれた経験もあり、目標があったわけではなかったものの、「しんどいと感じてもやり切った」という一点で、自分なりの粘り強さを実感しました。

高校でもソフトテニスを続け、関東大会の団体戦に出場。2回戦で敗退したものの、やはり心のどこかで楽しさはなかった。でも辞めずに続けた経験は、自分の根っこにある「粘り強さ」「根性」に気づくきっかけでした。

大学は法政大学に進学したものの、入学直後はコロナ禍でオンライン授業ばかり。講義すら出なくなり、閉塞感が続いていました。そんな中、大学2年から始めた牛タンレストランのアルバイトが転機でした。アルバイトリーダーとなり、清掃ランキング全国45位の店舗を改善提案で全国3位に押し上げた経験は、提案と実行で成果が出せる自信につながりました。

さらに大学3年ではカフェのアルバイトリーダーに。日本語が通じにくいお客様のために英語ポップや接客マニュアルを自作し、限定ドリンクの売上を1.5倍に。相手の課題に寄り添う接客の本質を深く学べました。

また趣味で始めたポーカーでは、日本大会へ出場し全国7位に。相手心理を読む力、感情に流されず冷静に対局する姿勢を身につけた、貴重な経験でした。

 

就職活動について教えてください。

就活を始めたのは3月中旬とかなり遅め。正直「やりたいこと」が見つからず、人材業界も“とりあえず”受けるだけの状態でした。大手と呼ばれる人材企業や有名企業の説明会を回りましたが、どこにも惹かれず「自分はこれでいいのか」という焦りが募りました。

そんなとき、逆求人サイトでTSACEからスカウトを受け取りました。普段は無視していたのに、TSACEのスカウト文だけは熱量が違ったのです。「社長直々」との文言に引っかかりを感じ、興味を持ちました。

調べてみると「ギラギラした社長がいる」という噂があり、それがむしろ面白そうだと感じました。最終面接で「趣味は?」と聞かれ「サウナです」と答えると、「嘘つくな。本当は違うだろ」とズバッと切り込まれ、正直に「ギャンブルです」と答えたら笑いながら話が続いた瞬間、ここなら自分を隠さなくてもいい場所だと確信しました。

やりたいことが定まらないまま進めたTSACEの選考でしたが、最終的に「この人たちと本気で働きたい」と思えるようになり、今ではその出会いを運命だったと感じています。

入社してからの1年どうだったか?

入社後の1年は、“圧倒的な成長”の連続でした。前期は手取り足取り教えてもらいながら、とにかくがむしゃらに働きました。5月・6月には目標の100%達成、新卒ランキングでも10位前後に食い込むことができました。

先輩方とのマンツーマン指導は徹底的でした。求職者との向き合い方、法人への提案構成、言葉選びの一字一句まで。営業の基礎から応用まで、実践を通して身体に染み込みました。毎日が濃密で、1週間が3日ほどに感じるほどでした(笑)。

後期では自ら考え、行動する力がつき、部署を越えて質問することも日常に。ミスがあればその日のうちに改善し、前へ進み続ける姿勢を徹底。その積み重ねが成果につながり、自然と売上も上昇しました。求職者や企業と真剣に向き合うことで「ありがとう」の声が増え、売上以上の手応えを感じられました。

結果として、新卒売上ランキングで1位を獲得。ただし、この栄誉は私一人の力ではなく、支えてくれた仲間全員のおかげです。一年で学んだ最大の教訓は、「素直さ」と「貪欲さ」が成長スピードを加速させるということ。努力が信頼と成果となって返ってくる環境に、心から感謝しています。

 

後輩に伝えたいこと

まず、わからないことを素直に聞くこと。最初はミスが怖くてなんでもひとりで抱え込もうとしていましたが、先輩に聞くようになってから視野が一気に広がりました。「先輩を頼る」ことは、決して遠慮すべき行為ではなく、成長の近道です。

次に、数をこなすことも大事です。営業スキルや対応力は、場数と経験の積み重ねからしか生まれません。迷ったらまず電話をかける、メールを打つ、相談する。質を求めるのはその後です。手を動かした人が最後には成長しています。

社会人になってから頑張るのは大変です。仕事は待ってくれないし、覚えることも多い。だからこそ、学生のうちに「これはやり切った」と胸を張れる経験をしておくことが、大きな武器になります。

TSACEでも、“熱量高く何かに打ち込んできた人”は、成長のスピードが明確に違います。若いうちから一つでも本気で取り組んだ経験が、自分を支える強さになります。迷って、悩んで、失敗しても構わない。その経験そのものが、未来の自分をつくる財産になります。